デンキ屋の独語(ひとりがたり)

本業電気屋。趣味や関心のある事についてのひとり語り。あくまで個人の想いであり批評や批判ではありません。

2023-01-01から1年間の記事一覧

「ゴジラ-1.0」を語る前にゴジラ映画に感じていたこと

「ゴジラ」が良くも悪くも象徴である理由 「ゴジラ」は良くも悪くも日本を代表する「怪獣」の代名詞であり、日本特撮の象徴と言える存在なのではないだろうか。 恐竜を思わせる風貌だが耳もあり、どこを見ているのか判らない無機質な眼。 完全な直立で歩行し…

もうそろそろ「君はどう生きるか」について触れても良いだろうか

ようやくパンフレットも発売され、いくつかシーンも公開されたようなので内容についての感想に少し触れたい。ただし極力ネタバレはしないようにした。今回、改めて感じたのは情報を一切開示しないまま公開したのは単なる宣伝戦略だけではなく、作品の内容的…

「君はどう生きるか」は今、観るべきか

宮「﨑」 駿の「君はどう生きるか」 「君はどう生きるか」を観てきた。宮﨑駿(今回「さき」の漢字は「崎」ではなく「﨑」の方らしい)の今度こそ最後の作品では?とも言われる作品だ。 今回は内容については殆ど触れていない。この作品の特殊な状況について…

良く出来ているのに何故評価が低い?「ザ・フラッシュ」

「フラッシュ」って知ってる? コロナ禍がようやく終焉を迎えた感がある中、ここに来て立て続けに話題作が公開されて嬉しい限りではあるが、集中し過ぎで全部観きれないのは勘弁して欲しいところだ。そんな中、ようやく封切られたのがDCコミック発のアメコミ…

いつもと趣向を変えて久留米ラーメンのお話

私にとってのラーメン 私は福岡県久留米市の外れの出身なのだが、地元ではラーメンといえば当然豚骨の久留米ラーメンである。 いきなり個人的な話からになるが、私は子供の頃豚骨ラーメン以外のラーメンを見たことが無かった。 ラーメン店のスープは全て普通…

「特撮」から抜け出せなかった「シン・仮面ライダー」

特撮作品の悪癖 前回、「シン・仮面ライダー」を観た時に改めて特撮作品の現実を感じた事について触れた。「特撮」映画は、良くも悪くも独特の雰囲気を持ったジャンルである。 元々子供向けテレビ番組で発展してきた事もあり「特撮」はミニチュアや着ぐるみ…

「シン・仮面ライダー」を観て改めて感じた特撮の現実

「特撮」は子供向けの作品なのか 最初に断っておくが、今回「シン・仮面ライダー」については殆ど触れていない。あくまでも「シン・仮面ライダー」を観て改めて感じた「特撮」映画の現状について思った事である。ここで私の言う「特撮」とは、CGに全てを頼ら…

原作版についてもう少し、「うる星やつら」を語る(2)

原作「うる星やつら」の思い出 前回「うる星やつら」に触れたところなので、連載当時リアルタイムで読んでいた頃の印象などについてもう少し詳しく触れておきたい。ここから先はあくまで私が当時読んでいた時の記憶による主観なのでかなり偏りのある内容であ…

今回は原作に忠実すぎるアニメリメイク「うる星やつら」

今回のアニメ化でここまで原作通りなのは何故? 2022年にあの「うる星やつら」が新作アニメとしてリメイクされ、放送を開始してから1クールが経過した。 リメイクの発表があった時には少なからず驚かされたが、現在ではかなり珍しい4クール制作が確定してい…

万人向けの作品でも毒は吐く「すずめの戸締まり」

非常に周りに気を使った作品「すずめの戸締まり」 今回、カミさんが珍しく観たいということで「すずめの戸締まり」を早々に観に行くことに。 アニメ映画作品はジブリ作品やディズニー等の海外CG作品に限られており、しかも周りの評判で観に行くかどうか決め…